ファラデーの知の拠点ブログ〜独学のための学びのネットワーク〜

東京大学大学院教育学研究科で認知心理学をベースとした知識の関連づけに関する研究を行っていました。現在は物理を教えている高校・中学校教員です。読書を中心とした独学するための学びの指針を提示していきます。おすすめの書籍、参考書、問題集などの紹介が中心です。様々なトピックについて記述し、それに関連する本を紹介することによって、とある分野の知識と教養を効率的に身につけることができるガイドラインに、当ブログがなることを願っています。

【2021年度版】自分のために効果的に時間を使えていますか?

今年で30歳になりました。

ファラデーです。

 

今回のテーマは、

「【2021年度版】自分のために効果的に時間を使えていますか?」

です。

 

 

20代の自分を振り返って

私は,今年30歳になったということもあり,20代の自分を振り返ってみることがあります。

 

20代の自分は,「仕事において憤ることが多く,時間を浪費してしまっていたな」と感じます。

 

憤りを感じる1番多かった場面は「人間関係」ですね。

 

むかつく上司や同期に対してイライラすることが多かったです。

 

「なんでちゃんと仕事をしないんだ。俺はしっかりやっているのに。なんで俺が仕事で迷惑を被らないといけないんだ」と。

 

 

そのイライラする時間のせいで「時間を浪費してしまっていたな」と今は感じます。

 

その時間で,自分のスキルを上げるために黙々と仕事に集中するべきでした。

 

その時間で,仕事を早く終わらせて家に帰って副業をしたり,英会話力を高めたり,筋トレしたりと自己投資の時間をたっぷりとるべきでした。

 

 

もちろん,他者への憤りが原動力となって向上心につながったかなと思うこともあります。

 

しかし,そうであったとしても,頭が沸騰したらその後素早く頭を切り替えて自分のことに集中するべきでした。

 

 

転職してしまった同期

 

私がよく怒りをぶつけていた同期は2年前に転職してしまいました。

 

(転職してしまった時は自分のせいで転職してしまったのではないかと不安になり,上司に素直に相談したこともありました。真相は分かりませんが,私ではない他の転職理由があったみたいです。)

 

今では私は,あんなに怒らずにもっと冷静に論理的に接してそれで終わり,もしくは必要以上に関わる必要がなかったなと反省しております。

 

私はその同期に時間を費やして何になったのでしょうか。

 

同期も私も誰も得しない。

 

しかも2度と会うことはない可能性が高い。

 

虚しさだけが残りました。

 

 

心に刺さった言葉

 

この記事を読んでいる読者の皆さんには人生の時間を無駄にしてほしくありません。

 

そこで,私が本を読んでいて心に刺さった言葉を綴ります。

 

「限られた資源を無駄にするな。」

「悔しい過去にこだわり,未来を犠牲にするか,それとも,成長するための真理に集中するのか。」(田村, 2014)

 

30代は自分の成長に目一杯時間を費やそう。

 

そして、次の『孫子の兵法』の言葉を実行できるようになりたい。

 

「百戦百勝は善の善なるものに非ず。戦わずして人の兵を屈するのは善の善なるものなり。」(守屋, 2014)

 

「訳:百戦百勝といっても最高の優れた戦い方ではない。敵兵と戦わないで屈服させることこそ最高の戦い方である。」(田村, 2014)

 

 

引用文献

  • 田村耕太郎(2014)『頭に来てもアホとは戦うな!~人間関係を思い通りにし、最高のパフォーマンスを実現する方法~』朝日新聞出版

 

 

ファラデー