ファラデーの知の拠点ブログ〜独学のための学びのネットワーク〜

東京大学大学院教育学研究科で認知心理学をベースとした知識の関連づけに関する研究を行っていました。現在は物理を教えている高校・中学校教員です。読書を中心とした独学するための学びの指針を提示していきます。おすすめの書籍、参考書、問題集などの紹介が中心です。様々なトピックについて記述し、それに関連する本を紹介することによって、とある分野の知識と教養を効率的に身につけることができるガイドラインに、当ブログがなることを願っています。

【2021年度版】他者に比べて何倍も言葉が磨けるようになる意識を手に入れることができる本

こんにちは。

ファラデーです!

 

とある本を読んでいて、自分の言葉(日本語能力)を磨きたいという思いが爆発しました。

 

その本は、

 

梅田悟司(2016)『言葉にできるは武器になる』日本経済新聞出版社

 です!

 

 

 

この本の前半は、自分の「内なる言葉」と向き合う。

 

私たちは物事を、言語を介して考えています。

 

それは、意識的にであれ無意識的にであれ考えているときには言葉を自分の中で発しているのです。

 

つまり、他者と会話したり、自分の外に言葉を発したりしていなくても、自分の中で言葉を常に紡いでいるのです。

 

「言葉を磨く」というと、実際にその言葉を発したりだとか書いたりだとか、そういったことをしないとアウトプットにはならず、自身の言語能力はなかなか上達しないのではないかと今まで考えていました。

 

しかし、この本を読むと、「自分の頭の中で言葉を思い浮かべるだけでもアウトプットになる」という思考回路になりました。

 

言葉を他者に発したり、言葉を書いたりすることに比べて、頭の中で言葉を思い浮かべるという行為は時間がかかりませんよね。

 

意識をすれば高速で頭の中で言葉を切り替えていくこともできます。

 

このことを意識して「言葉を磨く」ことをすれば、意識していない人に比べて何倍も言葉を磨くことができるのではないかと考えるようになりました。

 

寿命が一気に伸びた気分になり、やる気が出てきます!

 

皆さんも是非ご一読ください。

 

ファラデー