英語はまず発音から始めよう! 『英語の発音が正しくなる本』鷲見由理(著) ナツメ社
今回私が紹介する本は、
英語の発音をきれいにするために、1冊目の本としておすすめです。
英会話をする際、英語の発音に自信がないと話すのを少しためらってしまう自分がいます。
逆に、発音に自信が持てれば、会話の表現があまり出てこなくても、積極的に英語を発する気持ちになれます。
タイやドイツの方と話したときは、発音があまりに日本なまりだと、聞き取ってくれませんでした。
日本人は、自分たちではあまり気づかないですが、かなりなまっています。
ネイティブの人たちの英語が、日本人の英語と流暢さがかなり違うことを考えると、分かるでしょう。
日本語は、母音が5種類しかないのに対し、英語は26種類です。
また、子音の発音も24種類です。
普段日本語しか話さない我々は、腰を据えて1度発音を学ぶことをおすすめします。
発音が綺麗になれば、スピーキング力だけではなく、リスニング力も上がりますし、それがリーディング、ライティングにも波及していきます。
正しい発音でしゃべれない音は、聞き取れないものです。
リスニング力を上げるには、まず発音を勉強せよと言っている方は多いです。
英語を正しく発音できることは、英語の根幹になるところだと思います。
それにもかかわらず、私は中学1年生の時に、しっかり発音記号を学習して身に着けた覚えがありません・・・
今の高校生は、発音もしっかり勉強し、タブレットを導入して毎週オンライン英会話をやっている学校もあってびっくりしています。うらやましいです。
中学生や高校生は、この本を徹底的に仕上げるとよいでしょう。
中学の英単語ならこの本で相当な量を扱っているので、単語力を上げることも可能です。発音もきれいになり、単語力も上がるから一石二鳥だと思います。
中学校1年生や小学校の学校の授業でも、この本のDVDをみんなで見ながら、発音練習を毎時間少しずつすれば、日本の英語レベルが格段に上がるのにと思うくらいです。
私が小学校の教員ならこれを授業に活用したいです(実際に私は小学校の教員免許も持っています)。
大人の方も、遅くはありません。今、この本を手に取って変わりましょう。
<本のあらすじ>
入門編 本とDVDで正しい発音を身につけよう
まず、「a」「i」のような、発声をし、
英語の初学者が習う「apple」のような基本的な単語から発音していきます。
この本で、発音記号も読めるようになります。
DVDもついていて、図も豊富なので、口や舌の動きを学びやすいです。
CDよりもDVDの方が、視覚も加わるので、モチベーションも維持しやすかったです。
まちがえやすい母音の発音
このチャプターはかなり秀逸です。これだけ似ている発音の単語を対比させながら練習すれば、明確に発音を区別して発することができるようになるでしょう。
基礎編 本とCDで正しい発音を身につけよう
入門編で一通りの発音を理解したら、CDを使ってこの基礎編でさらにブラッシュアップしましょう。
※ただ、この本だと単語の発音練習が多くて、英語の文章はあまり載ってないので、文章をスラスラと発音するには、別のテキストで練習する必要があります。
私は、小学5年生の時から英語を勉強して、周りの人より発音が良いほうだと若干の自信がありましたが、この本を1周終えたら、音読や英会話をする際の発音が劇的に良くなるのを実感し、感動しました。
いかにあいまいに発音をしていたかが分かりました。
再度言いますが、発音が悪いまま英語の勉強をするより、発音を良くしてから英語の勉強を積むほうが学習効果が高くなるので、なるべく初期の段階に発音を極めましょう。
当たり前の話ですが、英会話は知識を詰め込むだけでは上達しません。実際に英会話の経験を積むことが大切になります。
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ファラデー