【2021年度版】大学受験 物理 おすすめ参考書 基礎 『視覚でとらえるフォトサイエンス 物理図録』数研出版
こんにちは!!
東京大学大学院教育学研究科で教育心理学的アプローチで物理教育について研究をしていたファラデーと申します。
今回は、
「【2021年度版】大学受験 物理 おすすめ参考書 基礎 『視覚でとらえるフォトサイエンス 物理図録』数研出版」
というテーマでお話していきたいと思います。
『視覚でとらえるフォトサイエンス 物理図録』数研出版
私は時折この本を見直しています。
文章を読むのに疲れたときや問題を解くのに疲れたときなどには、特におすすめです(笑)
基本的には高校の物理の資料集(図録)として使う本ですが、この数研出版の資料集は、一般の人でも書店やAmazonで購入することができます。
タイトルの通り、図や写真が多く、物理現象を視覚的に楽しみながら学ぶことができます。
物理は文章や式だけを見ていても、理解しにくいですが、図や写真を見ることで理解が深まります。
2021年8月に開催された「物理教育学会」では、「多様表現による物理の理解の促進」という研究が数件ありました。
「多様表現による物理の理解の促進」とは、文章、図、数式、グラフ、写真、動画など、多様な表現を駆使する方が物理の理解が早く進むということです。
ですので、そういった物理教育研究の知見(エビデンス)からしても、物理の学習の中にこの書籍を取り入れることは有効であるということがわかります。
また、物理関連の本を読んでいても、図は模式図であるし、写真が載っていたとしても白黒が普通です。
しかしこの書籍は、全ての写真がきれいなカラー写真ですので、そこもまた良いです。
写真のクオリティの高さから、できるだけ美しい写真を厳選しようとしているのも伝わります。
本書は、各テーマ毎に見開き1ページにまとまっているのも見やすいです。
例えば「素粒子」の単元だったら、見開き1ページに重要で基礎的な内容がまとまっています。
私がやっていたのは、
①新しい単元を学ぼうと思ったときに、まず本書で見てみます。
②あまり理解もしていないので、「ふーん、そうなんだ」くらいです。
③次に、その単元に関する他の本を読みます。
④そしてまた本書のその単元を開くと、その見開き1ページから、全く違った理解の広がりを感じられ、その図録の重要な概念が詰まった完成度に感動します。
これが快感でした(笑)
図録のデメリットとしては、これ1冊のみでは勉強できないというところでしょうか。
しかし、教科書・参考書・問題集の補助用教材だと思って使用すれば、物理を楽しく理解するのに大いに役立つと思います。
ファラデー