ファラデーの知の拠点ブログ〜独学のための学びのネットワーク〜

東京大学大学院教育学研究科で認知心理学をベースとした知識の関連づけに関する研究を行っていました。現在は物理を教えている高校・中学校教員です。読書を中心とした独学するための学びの指針を提示していきます。おすすめの書籍、参考書、問題集などの紹介が中心です。様々なトピックについて記述し、それに関連する本を紹介することによって、とある分野の知識と教養を効率的に身につけることができるガイドラインに、当ブログがなることを願っています。

物理 大学受験 参考書・問題集 『名問の森 物理』浜島清利(著) 河合出版

こんにちは、ファラデーです(^^)

 

今回紹介する物理の問題集は、

『名問の森 物理 力学・熱・波動Ⅰ』浜島清利(著) 河合出版

『名問の森 物理 波動Ⅱ・電磁気・原子』浜島清利(著) 河合出版

です。

私も受験生時代には、これを仕上げました。

 

 

 

<レベル>

偏差値60~70

国立大~東大レベル、理科大早慶レベルまでカバー。

 

<メリット>

①解説が詳しい。

②別解も豊富に載っている。

③解説が詳しいから、東大レベルの問題でも理解して進めやすい。

④洗練された良問が厳選されている。

(⑤物理のエッセンスからの接続が良い。)

 

<デメリット>

コンデンサーの解き方にちょっとクセがある。

❷短文で洗練された解きやすい問題が多いため、長文で解きにくい入試問題に対処し辛い。

 

とにかくメリット①が特徴でしょう。解説が詳しいので、重要問題集よりも難しい問題でも、重要問題集よりも分かりやすく、スムーズに進められるでしょう。

 

デメリット❶は、まず、コンデンサーをとにかく合成容量の公式から考えるところですね。コンデンサーに初めから電荷が蓄えられていたら、合成容量は考えられないので、本質に立ち返って、コンデンサー個々に対してQ=CVを立式し、電荷保存則、電位の関係式を考える必要があるので注意。

 

デメリット❷は、志望校の過去問をたくさん解くことで解消できます。

 

受験生から定評のある問題集で、デメリットに注意できれば、おすすめの問題集です。

 

ファラデー